1887年にイギリスで製造された懐中時計です。
【1887年のイギリス】
ヴィクトリア女王即位50周年(ゴールデン・ジュビリー)でした。ヴィクトリア女王が即位して50年を迎えたことを祝う大々的な記念式典が開催されました。女王の馬車でのロンドン市内巡行が行われ、沿道には女王を一目見ようと大勢の観衆が詰めかけ、街全体が熱狂的な祝賀ムードに包まれました。
この式典は、単なる女王個人の祝賀ではなく、当時の大英帝国の最盛期における威光と団結を内外に示すプロパガンダ的な役割も果たしました。
【詳細】
ケースは銀無垢・テンプは金無垢のため、当時の貴族のような富豪が所有していたと考えられます。ガンギ受けのビス止めシャトン付きのルビーが配された当時の高級仕様です。
またケースに彫られた彫刻はとても細かく繊細に彫られており、とても手の込んだケースです。
当時の懐中時計は、単なる時間計測の道具ではなく、職人の技術と装飾性を評価する裕福さの証でした。
このような懐中時計は当時の一般的な熟練労働者の約2ヶ月半分の給料に相当します。これは、現代においても「数ヶ月分の給料を貯めないと買えない」高級品という位置づけであり、当時の人にとって非常に価値のある贅沢品だったことが分かります。(なお、非熟練労働者や貧しい人々の賃金はさらに低かったため、彼らにとっては年収に迫る、あるいはそれを超える金額となり、到底手の届かないものでした。)
【精度】
以前までは日差1分以内でしたが、最近は稼働が不安定です。
また時針が緩んでいる感じです。
そのためジャンクとさせていただきます。
【風防】
ガラス製の風防を時計店に作成していただいた、オーダーメイドの新品未使用風防です。
現在の風防では、風防の膨らみが足りず使用できないためオーダーで制作してもらいました。この風防を制作できる時計店は少ないため、とても希少です。
購入後にもこのようにお金をかけているため、大幅なお値下げなどはできませんがとても魅力的な懐中時計ですのでぜひご検討よろしくお願いいたします。
商品説明文をよく読んで納得した上でご購入お願いいたします。