「正藍染」の重要無形文化財保持者・人間国宝に指定されている着物作家、千葉あやのさんの作品です。
「正藍染(しょうあいぞめ)」は、宮城県栗原市にて千葉家に代々伝わる特別な染色技法です。
正藍染とは自然の温度で発酵させた藍の暖かみある色彩が特徴の草木染めのことで、日本最古の染色技法とも言われています。
一般的な藍染めは藍瓶を加温することにより年中染めることができるのですが、「正藍染」は温めずにそのまま染めるため初夏のごくわずかな期間しか作業ができません。
そのような作業工程から「正藍冷染(しょうあいひやしぞめ)」という名称で千葉家で商標登録され、2010年に宮城県指定無形文化財に指定されています。
千葉あやのさんは「正藍染(正藍冷染)」を自分の子や孫に伝え、伝統の保護に努めているとし、1955年に重要無形文化財保持者に認定されました。
千葉あやのさんの貴重な技術は、娘である千葉よしのさん、そして孫にあたる千葉まつ江さんに受け継がれ、現在もまつ江さんが正藍染の着物を作られています。
こちらは夏用の本麻で透かし織の生地です。
作家物の落款は垂れ先裏にあります。
美術品としても希少価値が高まり、何代も後世に伝え残すことができる作品です。
コレクターのコレクションに加えたり、着物愛好家などご愛用いただければ幸いです(^^)
●色:
藍色
●サイズ:
長さ 約340cm
幅 約30cm
素人の採寸ですので若干の誤差はご了承ください。
●素材:
本麻
帯芯入り
●状態:
昔の作品ですので色変わりや染めムラがございますが、生地のリキもあり保存状態は良好です。
昭和のアンティークレトロ品ということをご理解いただいた上でご購入をお願いします。
●その他、注意事項:
お使いのモニターによって見える色に違いがありますので、微妙な色を追及されている方はご注意ください。
【 #千葉あやの 】
1889年 宮城県生まれ
1909年 千葉家に嫁ぎ、姑から藍染め技法を修業
1955年 重要無形文化財「正藍染」保持者に認定
1963年 「河北文化賞」を受賞
1966年 勲五等瑞宝章を受章
1980年 逝去
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