釜師「佐藤清光」作の「浜松地紋　真形広口釜」です。釜鐶付です。共布に包まれ共箱に。 釜には「清光」の在銘（写真１５）、共箱、共布には同じ落款が見られます（写真４、１９）。 母は生前お茶を趣味に、出品の茶釜は譲り受けたものだと思いますが、その時期や前後の使用状況などは分かりません。 共箱に汚れは見られますが、茶釜の汚れは比較的少なく、釜内の発錆も同様です。また、茶釜の外観にキズや凹みなどはほとんど見られません。 銅蓋に関しては、斑模様（くもり？）も見られますがキズや変形などはほぼありません。 釜師「佐藤清光」の経歴や「浜松地紋　真形広口釜」の特徴などは、茶道に通じない出品者の説明は不要だと思いますので省略させていただきます。 茶釜、共箱の大きさ（㌢）重さはおよそ次の通りです。 【茶釜】 高さ（蓋有）２１．５（蓋無）１８．５／ 口径１５、肩径１８．５、胴径２５．５／ 鐶付間（鬼面）２８、底径１８．５／ 重さ４．２㌕ 【共箱】 ２９㌢角、高さ２６．５㌢、重さ２．５㌕／ 茶釜や銅蓋に目立つ汚れ、くもり（銅蓋）、錆、キズ、凹み、変形などはほとんど見られません。 水を半分ほど満たし一晩放置しましたが、漏れは確認されませんでした。 経年や使用状況などに不明点がある古物であることをご理解の上、お使いいただければ幸いです。